スポンサーリンク

この広告は一定期間(1ヶ月以上)更新のないブログに表示されます。
ブログ記事の情報が古い場合がありますのでご注意下さい。
(ブログオーナーが新しい記事を投稿すると非表示になります。)
  

Posted by at

2010年08月12日

娑婆駄盤再聴

家にあるかなりの数のCD

そんなCDの山にうんざりした時、嗚呼それは...今

と甲斐某さんの歌じゃあるまいがその山の中には必ずといっていいほど何枚かの
「ほとんど聴いていないCD」
があるはず

そこで、ふと取り出した一枚をあらためて聴き直すという
余裕のある時でもそんなことしね~よ的な企画、ですな言ってみれば

まずはポンポコリンのオジサンこと房之助近藤、つまり近藤房之助の5枚目のアルバム
『A LOW DOWN DIRTY SHAME』



ポンポコリンで全国的な知名度も上がり、BLUESやSOULをルーツとした彼の渋い歌声といぶし銀のギターをオシャレで粋なアレンジでやった数枚のライブ盤を立て続けに出し、当時「いい女がわんさと押しかけるライブ」だったらしいフサノスケコンド~氏が勢いに乗ってた頃...に発表した「遊びのアルバム」

つまり、余裕がなきゃ作れね~よ的このアルバムは発表当時、そこそこ問題作だった
...と思うわけですよボクとしては

何しろ音数の少ないギターとファズのかかったようなボーカル、空間を彷徨うような骨太ベース、カチンカチンの極太ドラム、そこへ絡みつくアンプリファイドハーモニカの蛇のような粘っこいオト

ライブ盤ではオシャレでポップなアレンジさえも垣間見られたのにこのアルバムにはポップさのカケラもない曲ばかり

想像したよりヘビーだったせいかその後あまり聴かなかったのは自然の成り行きというか

が今聴くとそれが逆にカッコイイ
全曲英詩(オリジナル)でサビメロ的な部分が少ない分、タイトな演奏に集中(?)するとそのスキマだらけのオトが心地よい

BLUESとファンクをベースとした音も4人がバンド(ジャムバンド的でもある)としての意識が強いせいか密度も高いが実は遊びも多い

何より6曲という潔さがちょうどいい

というわけでこのアルバムの現在の駄盤度は

★★★

当然ながら★が多いほど駄盤であり評価は低い

おめでとうございますm(__)m





  

Posted by ケンスコ at 12:41Comments(0)日々、オト聴き