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2010年12月16日

ジンタ

日曜にETV特集で放映された『ジンタは心の行進曲 北村大沢楽隊の2010年』



素晴らしい内容だった

ジンタ、という呼称はソウルフラワー関係で耳にしたことはあるけど今も実際にあるとは知らず、しかもこの北村大沢楽隊が日本で最後の「ジンタ楽隊」だそうな

最高齢が確か85歳(のフルート吹き)

農作業をしたりしながら今も時々、演奏活動をしている凄い爺ちゃん達の一年を追ったドキュメントながらドラマを感じさせるのはその長い歴史ゆえ、か





メンバー全員が高齢につきに時々倒れたりして、それでも「やってるのが好きだから」という思いだけで続けている

ナレーションは一切入れずに説明字幕も極力少なめにして、という編集が見事

ジンタ自体、後継者もなく、地方の寂れた現況や日本の農業事情もさりげなく折り込んだ内容と現在を語る口調は楽しくも切ないが、静かな感動を覚えると同時にオトを奏でる者として「これじゃいかんのだ」と我が身を省みるいい機会となった



というか(完全に遊びとはいえ)サックスも練習せんとね

...でも城山寒いんよ

だから

これじゃいかんのだ!

って言ってるやん
  

Posted by ケンスコ at 16:42Comments(0)日々、オト聴き

2010年08月12日

娑婆駄盤再聴

家にあるかなりの数のCD

そんなCDの山にうんざりした時、嗚呼それは...今

と甲斐某さんの歌じゃあるまいがその山の中には必ずといっていいほど何枚かの
「ほとんど聴いていないCD」
があるはず

そこで、ふと取り出した一枚をあらためて聴き直すという
余裕のある時でもそんなことしね~よ的な企画、ですな言ってみれば

まずはポンポコリンのオジサンこと房之助近藤、つまり近藤房之助の5枚目のアルバム
『A LOW DOWN DIRTY SHAME』



ポンポコリンで全国的な知名度も上がり、BLUESやSOULをルーツとした彼の渋い歌声といぶし銀のギターをオシャレで粋なアレンジでやった数枚のライブ盤を立て続けに出し、当時「いい女がわんさと押しかけるライブ」だったらしいフサノスケコンド~氏が勢いに乗ってた頃...に発表した「遊びのアルバム」

つまり、余裕がなきゃ作れね~よ的このアルバムは発表当時、そこそこ問題作だった
...と思うわけですよボクとしては

何しろ音数の少ないギターとファズのかかったようなボーカル、空間を彷徨うような骨太ベース、カチンカチンの極太ドラム、そこへ絡みつくアンプリファイドハーモニカの蛇のような粘っこいオト

ライブ盤ではオシャレでポップなアレンジさえも垣間見られたのにこのアルバムにはポップさのカケラもない曲ばかり

想像したよりヘビーだったせいかその後あまり聴かなかったのは自然の成り行きというか

が今聴くとそれが逆にカッコイイ
全曲英詩(オリジナル)でサビメロ的な部分が少ない分、タイトな演奏に集中(?)するとそのスキマだらけのオトが心地よい

BLUESとファンクをベースとした音も4人がバンド(ジャムバンド的でもある)としての意識が強いせいか密度も高いが実は遊びも多い

何より6曲という潔さがちょうどいい

というわけでこのアルバムの現在の駄盤度は

★★★

当然ながら★が多いほど駄盤であり評価は低い

おめでとうございますm(__)m





  

Posted by ケンスコ at 12:41Comments(0)日々、オト聴き

2008年07月10日

どんな弾き方やねん!?

夏だからって熱いオトを聴きたがるわけじゃなし

でも内面からカッカしてくるのかやっぱり仕事中にかけるオトは熱い・・・いや暑いオトばかり

ここ数年、ブラジル音楽の虜
中でもカエターノ・ヴェローゾには参りましたという他ないあの独特な声

艶っぽい・・・・

男の俺だって惚れるくらいさね

あんな声になりたいとすら思う

・・・・いや

なれなくてもいいけどね

ええ


さてここに出でたるはもう一人のブラジリアン、ジョルジ・ベン

いや、ベンといっても便じゃないさ当たり前

ボサノバ、サンバにとどまらずファンクからソウルから何でもやっちまいな、のオッサンである

何しろこの弾き方ときたら・・・・・



無理してませんか!???


無理はいけません



  

Posted by ケンスコ at 20:47Comments(4)日々、オト聴き

2008年06月19日

のぞみ、より、ローカルひだ

聴こえん!

聴こえんのじゃ!



最近、旅のお供になりつつあるi-podシャッフルのイヤホンを外しながら思わずそう叫びたくなった

先日ちょいと仕事の用事で他方へ出かけたのであるが久々の自動車以外での旅路ということもあって結構楽しみにしていたもののこれだ

・・・新幹線ってこんなにうるさかったっけ?

それに天下ののぞみ号だろあんた!
しかもこの圧迫感と落ち着かなさときたらナンナンですか?!

ヒカリはもっと静かだったような・・・(遠い記憶)

とにかく聴こえん

聴こえんので聴けない

ところが・・・

ところがですよ

ひだ号では しっかり聴けた んですよ

完璧な静寂・・・ではありませんがね勿論

でも、のぞみ君と比べたらまるで雲泥の差

勝てる

と思ったねその瞬間



こちとらローカルですよローカル!

ローカル岡よりもローカルですよ!

誰も知らん・・・ちゅうの



  

Posted by ケンスコ at 16:26Comments(2)日々、オト聴き

2008年06月16日

ブルーズやってるわけじゃない

今日も暑い一日ですがお元気ですか?

さて

こないだLIVE終わってから(客人の)ある人から

「で、あれはブルースなんですか?」

と聞かれさらに翌日、別な客人から

「音楽はよくわからないけど、ブルースなの?」

と聞かれた

俺の好きな孤高のブルーズマンAZUMI(AZAMI・・・ではない)の歌で

「ブルーズやってるわけじゃない、ブルーズが好きなだけ」

というのがあるが、俺の場合は

「ブルーズやってるわけじゃない、ブルーズも好きなオトのひとつだけど」


微妙な違い・・・だがたとえばコテコテのブルーズ(いわゆるど・ブルーズ)をやってるつもりは毛頭なく、精神的な部分では根っこにはあるだろうけど、スタイル的には違うと思うし、あえて「ど・ブルーズ」はやろうとしなかったのである

だから何故、彼らがそう思ったのか・・・・
まったくもって不思議でありむしろ

理由を教えてほしい

と思う

「詩の感じ」と言った人もあるが、なんとなくブルーな感じの詩が多いからか・・・な?

うーん

わからん

わからんが

まぁいいや

ブルーズは好きなオトだ

ソウルもR&Bもファンクも好きなオトだ

ジャズも好きなオトだ

ハード&ラウドなロックも好きなオト・・・時々、アレ?

パンクも好きなオト・・・ではある

クラシック音楽も好きなオト・・・だったりして

歌謡曲も好きなオト・・・が昔あった

日本のロックも好きなオト・・があるはずだ

レゲエも好きなオト・・・じゃないかな

沖縄音楽や邦楽も好きなオト・・・ま、ちょっと覚悟はしておけ


・・・・・・佐田佳代

・・・・・さだ、かよっ!


ゴメン










  

Posted by ケンスコ at 19:43Comments(4)日々、オト聴き

2008年06月06日

千原兄弟とロックシーンにおける兄弟

最近のヘヴィー・ローテーション・アルバム
スティーブ・ウィンウッド『ナイン・ライブス』


余裕を超えて極めた感もあるベテランの、セッションから生まれたシンプルでクールなオト

ところで(近年の)スティーブ・ウィンウッドを見ていて誰かに似てるなぁ・・・と思ってたらそうだ

千原ジュニア?



ついでに昔のスティーブも


そういえばスティーブにも兄がいたっけ

スペンサー・デイビス・グループ在籍時代に同グループにいた
マフ・ウィンウッド

あの人は今?って感じでその頃も、リード・ヴォーカルで曲も作りさらにキーボードもギターもこなすマルチな弟に比べて、サイド・ギターで存在感も薄かった兄・・・

悲しすぎる

同じ長男としてなんだか兄に同情してしまうのであるがそういえばロックの歴史には同じグループに兄弟が在籍するというのは珍しくないし、しかも弟よりも兄のほうが存在感が薄い、という例は他にもある

たとえばCCR

・・・最近再結成したCCBと間違えないように

弟ジョン・フォガティはリード・ヴォーカル(また・・・)でリード・ギターで曲も作りグループの顔だったのに対し、兄トムはサイド・ギター(また・・・)で存在感薄く、しかも途中で抜けてるという始末

エイズ(?)でこの世を去る、という哀れな最期を遂げているだけになおさら悲惨である

そういえば個人的にも千原兄弟はどうしても弟ジュニアのほうに分がある感もあり、この辺は

「長男は控え目で、弟のほうがのびのび育つ」

と言われがちなところに由来するのだろうか

いや

そうじゃない

そんなはずがない!

これは一例なのである

負けていられんのだ同じ兄弟といえども


頑張れ兄達よ!






でもスティーブ・ウィンウッドの出すオトはカッコイイ


それは別な話







  

Posted by ケンスコ at 12:31Comments(0)日々、オト聴き

2008年06月05日

生臭坊主、より横道坊主

正直言うと、日本の現在の音楽シーンって詳しくない俺

というより欧米のいわゆるヒットチャートについてもほとんど知らない

興味が無いわけじゃないが、「特に知らなくていい」ってこともある
最近のオトの傾向を知らズともちょっと前に遡れば面白いオトは沢山転がってる
さらに言えばもっと前にあったのに知らなかったオトで最高にクールなオトに出会うことだってある

つまりわざわざ現在の音楽シーンに敏感に反応せずとも音楽は楽しめるわけだ

そうはいってもこと音楽に関してはプロ、アマ問わずアンテナ張りっぱなしの俺としてはやっぱり

出会ったことの無いオトに出会ってみたい

または

刺激的なオトに出会ってみたい


という欲求は抑えられず
時々やってる「レンタル半額デー」なんてチラシに惹かれてレンタルCDを漁りに行ってしまうわけだ

(レンタル・・・じゃなくてもいいんだけど冒険するにはちょいと懐具合が・・・・で)

いつもなら洋楽コーナーしか行かない俺のレンタル道もここぞとばかりに向かうは「邦楽コーナー」

邦楽といっても三味線とか琵琶とかそういったアレじゃござんせんよ
J−POPだかなんだかそういった類のつまりは「ジャパニーズ・ミュージック・シーン」ですよ・・・ってわざわざカタカナにせずともわかるだろうにのアレですよ

で、わかんねぇからね名前見てもさっぱり
そりゃ知ってるのもありますよ
最近のでも、くるりとかゆずとかミスターなんとかとか、なんとかなんとかとか、なんとかかんとかとか・・・

しつこいね、失礼

で、アンテナ立ててね、歩いてるわけですよコーナーをブラブラと

ちょっと前にサンボマスターとか野弧蝉とか知って「これってカッコイイよ、うん」なんて新鮮な気分を味わったのもレンタル効果だったわけでそれにはやっぱりアンテナがあったからで

自分で言っちゃいますが
 アンテナの立ち具合には自信がある
なんて思ったりすることも多し

でこないだビビッときたのが

横道坊主

・・・なんちゅうバンド名やねん

と以前から実は気になってたものの聴かずに済んできたシロモノでしてね

で今回のアルバムラストの「ツキヒカリ」という曲名が気になってしまってのアンテナビンビンだったわけですね

さて聴きましたよアルバム「BAD TIMES, GOOD TIMES」








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Posted by ケンスコ at 16:36Comments(2)日々、オト聴き

2008年06月04日

ジェロってなんじゃろ、六弦は六弦じゃろ

「ひとり六弦弾き歌い」

と書いたばかりに

この文字を見た人から

「六弦・・って、三線みたいな楽器?」 

興味深げに質問され

戸惑う俺

なのであった

興味を持ってもらえるのは有り難いのだけどまさかそんな反応があるなんて


六弦っていえばやっぱり六本なのであって三線(又は三弦、又は三味線)と結びつくとは思いもせず

ましてや漢字綴りだからといって日本的な楽器だなんて思うあなたって・・・・

素直なんですね

そうですよ

素晴らしいじゃありませんか

人の言葉の裏やオモテをいちいち勘ぐるのでなく
そこにある文字に素直に反応したなんて想像力もさることながらその素直さに脱帽しましょうや

むしろどこをどう見てもギターでしかないのにわざわざ「六弦」だなんてカッコつけた俺こそが恥ずかしいくらいさね

・・・いや、ちょっと待ちなよ

どこをどう見ても

なんて言い回し、そりゃないんじゃないのそこの俺様俺自身よ

「ギター」は「ギター」というアイデンティティがあるとしてその上でそれを乗り越える何かを出すつもりじゃないのかシックストリングKさんよ!

弦の数じゃねんだよ!ってね

でもね

これが
「十二弦」
と書いたとしたら印象もだいぶ違ってたと思うことも無きにしも非ずであって

つまりはかにさほどの違いはないというわけでしょうかね


どっちにしても

どうでもいい話ですがね


さて

本家ブログでも書いたんですがあらためて

「ロックンロールの偉大な魂、逝く」

Bo Diddley

本名:エラス・マクダニエル・・・なんてことはどうでもいい

ボ・ディドリーこそロックンロールの祖である、と言ってしまおうこの際

ボ・ディドリーの「ボ」は「伊達男」という意味の「Bo」らしいが、弾いている姿はまさに「ロックロンロール」
トレードマークの四角いギターをかき鳴らし、ユラユラ揺れる音を歪ませて、ジャングル・ビートならぬ「ボ・ディドリー・ビート」で聴く者の腰を揺らす伊達男

最後に俺の好きな彼のアルバムジャケット『ギターを持って旅に出よう』をここに捧げて追悼・・・













  

Posted by ケンスコ at 16:17Comments(0)日々、オト聴き

2008年05月17日

タカダワタル的世界

お久しぶりで

昨晩、個人的残業の際に聴いていたラジオから流れてきた高田渡の音楽に聴き入ってしまった

高田渡って・・・・

フォークじゃない

いや

フォークだとか少年ナイフだとかナイフを握り締めた18の日々・・・とかこの際そういう某かに括るつもりはないのだが、そのスタイル、歌い方、佇まい、詩世界、さらに言うなれば生き様そのものはまさに

BLUES

もっと細かく言えば音としても

戦前BLUES

の雰囲気たっぷり

スキップ・ジェイムズの悲壮感とも違うしスリーピー・ジョン・エステスのような貧困具合ともチャーリー・パットンの豪快さともサンハウスのような宗教的とも違う

あえて言えばジム・ジャクソンにも近い朴訥とした雰囲気か
(って誰も知らねぇっちゅうの・・・)

いやぁ

前から知っていたし聴いてもいたのに何故今頃それに気づくかって、考えたわけですよ

それはたぶん

夜遅くまで働いていたからじゃないかと

夜遅く独り静かに働いている時の心境と耳
それがタカダワタル的世界とまさに絶妙のタイミングでシンクロしたのでは、と

そう思うわけですよ

染みたねぇ・・・色んな意味で

コピーは出来るけど誰にも真似できない
近い世界の人は居ても同じ世界は表現出来ない

まさしくワン・アンド・オンリー

それがタカダワタル的世界なのかもしれない

いや

タカダワタル的世界そのもの



今度出る(出た?)高田渡未発表LIVE音源集

・・・・・誰か買って聴かせておくれ


他力本願かよ!



  

Posted by ケンスコ at 12:16Comments(0)日々、オト聴き