2012年08月09日
寺田町@ピースらん洞
6年振りの寺田町
「てらだ、まちさん・・・って言うんですかぁ」
と、ライブ前に当人に聞くちょっと間の悪いお客さん...はさておき、もう終わってしまったのかと思うほど開始時間過ぎてもノンビリと始まったのはもしや
鎌倉に移住した影響でしょうか、テラさん
憶えてらっしゃいますか
それは6年前
そう・・・まさにMCで申した通り6年振りの高山でのライブ、つまりその6年前のライブにてこの私があなたの前座を務めたのです
ボヘミアンバー摩訶舎(現在開店休業中)で
ピースランドの店主、中神氏とともに...
ということで6年前と同じくらい(その時よりはもうちょっと多いけど)の数のお客さんを前に行われた『寺田町ライブ』
後姿を拝見した時はわからなかったその風貌は黒装束...ならぬいつも通りの黒一色の衣装に、6年前には見られなかった白髪を伸ばしつつ、いつものハンチング後被り...はありませんでしたね
それでもあのガットギターを抱いて立つその姿は6年前と同じでした
痙攣しながらギターをつま弾くのはきっとハンチングの時には目立たなかっただけなんでしょうね
独特の左足をぐいっとつま先立ててやるポーズになんだかホッとしつつも、昔と変わらぬどこか怒っているようでそうでもない表情とあのエグイ歌声に背筋がピンと立つような思いで聴いておりました
そう、あのエグイ歌声...
腹で歌うというよりも喉で歌うといったほうがしっくりくるあの一度聴いたらやみつきになるかならないかハッキリと分かれるエグイ歌声は昔と全然変わりませんでした
鎌倉移住、と聞いてもしや歌まで波のゆらめきのようにジャックジョンソンみたく変わってしまったのかと心配でしたがそれはありませんでした
ただ...どうなんでしょうか
一曲終わるたびに必ずチューニングを合わせるのはギターの性質上としても一曲ごとにせわしなく弦の上をクロスで拭き、そして水を飲み、カポの位置を変え、何ごともなかったかのようにMCに入り歌うというその姿はなんだか
視線の先にある何かに対し苛々している気持ちを収めようとしているかのようにさえ感じたものです
気のせいですねきっと
そんな事を考えつつも結局は、歌われる言葉のひとつひとつにテラさんの優しさを感じ、その歌と共鳴するかのようなガット弦の音色に心震わされる、そんな素敵なライブの夜を堪能いたしました
帰り際によほど「お久しぶりです、憶えているでしょうか」との挨拶をしてみようか
...と考えなくもなかったのですがライブ終了後にお知り合いとリラックスしてお話される姿を見ていたらもうどうでもよくなりました
いつものように余韻に浸りつつ帰ったというわけです
いいんです
ミュージシャンとの距離感はそれくらいが一番心地よいのです
「てらだ、まちさん・・・って言うんですかぁ」
と、ライブ前に当人に聞くちょっと間の悪いお客さん...はさておき、もう終わってしまったのかと思うほど開始時間過ぎてもノンビリと始まったのはもしや
鎌倉に移住した影響でしょうか、テラさん
憶えてらっしゃいますか
それは6年前
そう・・・まさにMCで申した通り6年振りの高山でのライブ、つまりその6年前のライブにてこの私があなたの前座を務めたのです
ボヘミアンバー摩訶舎(現在開店休業中)で
ピースランドの店主、中神氏とともに...
ということで6年前と同じくらい(その時よりはもうちょっと多いけど)の数のお客さんを前に行われた『寺田町ライブ』
後姿を拝見した時はわからなかったその風貌は黒装束...ならぬいつも通りの黒一色の衣装に、6年前には見られなかった白髪を伸ばしつつ、いつものハンチング後被り...はありませんでしたね
それでもあのガットギターを抱いて立つその姿は6年前と同じでした
痙攣しながらギターをつま弾くのはきっとハンチングの時には目立たなかっただけなんでしょうね
独特の左足をぐいっとつま先立ててやるポーズになんだかホッとしつつも、昔と変わらぬどこか怒っているようでそうでもない表情とあのエグイ歌声に背筋がピンと立つような思いで聴いておりました
そう、あのエグイ歌声...
腹で歌うというよりも喉で歌うといったほうがしっくりくるあの一度聴いたらやみつきになるかならないかハッキリと分かれるエグイ歌声は昔と全然変わりませんでした
鎌倉移住、と聞いてもしや歌まで波のゆらめきのようにジャックジョンソンみたく変わってしまったのかと心配でしたがそれはありませんでした
ただ...どうなんでしょうか
一曲終わるたびに必ずチューニングを合わせるのはギターの性質上としても一曲ごとにせわしなく弦の上をクロスで拭き、そして水を飲み、カポの位置を変え、何ごともなかったかのようにMCに入り歌うというその姿はなんだか
視線の先にある何かに対し苛々している気持ちを収めようとしているかのようにさえ感じたものです
気のせいですねきっと
そんな事を考えつつも結局は、歌われる言葉のひとつひとつにテラさんの優しさを感じ、その歌と共鳴するかのようなガット弦の音色に心震わされる、そんな素敵なライブの夜を堪能いたしました
帰り際によほど「お久しぶりです、憶えているでしょうか」との挨拶をしてみようか
...と考えなくもなかったのですがライブ終了後にお知り合いとリラックスしてお話される姿を見ていたらもうどうでもよくなりました
いつものように余韻に浸りつつ帰ったというわけです
いいんです
ミュージシャンとの距離感はそれくらいが一番心地よいのです
Posted by ケンスコ at 15:49│Comments(0)
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